りりす
リリス
Lilith
国外
未確認生物
- どんな話か
- アダムと同じ土から作られながら対等な扱いを拒んで楽園を去り、以後は乳児や産婦に害をなす悪霊になったとされるユダヤ伝承の女性像。
- 細部
- リリスの名自体はバビロニア・タルムードに数回登場するのみだが、8~10世紀ごろの風刺的な説話集『ベン・シラのアルファベット』で「アダムの最初の妻」として物語化された。この話では、リリスがアダムと同じ土から同時に創造されたにもかかわらず服従を拒み、対等な立場を主張して神の名を唱え楽園を飛び去ったとされる。連れ戻しに来た3人の天使の説得にも応じなかった結果、男児には生後8日間、女児には20日間、危害を加える権利を神から認められたと語られ、これが乳幼児を悪霊から守るお守りの由来になったとされる。
- 広まり方
- ユダヤの魔除けの護符や民間信仰の中で「乳児を守るための呪文・護符」の対象として長く語られ、近代以降はフェミニズム批評や文学・大衆文化の中で「自立した女性」の象徴として再解釈されるなど、宗教伝承の枠を超えて広く知られる存在になった。
- 地域
- 古代イスラエル・バビロニア(ユダヤ文化圏)
- 年代
- 8~10世紀(『ベン・シラのアルファベット』で物語化)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ