らましゅとぅ
ラマシュトゥ
Lamashtu
国外
未確認生物
- どんな話か
- 古代メソポタミアで恐れられた、妊婦や乳児を襲うライオンの頭を持つ女性の悪霊。天の神アヌの娘とされ、他の悪霊と異なり誰の命令も受けず自らの意思で人間に害をなすとされた。
- 細部
- ラマシュトゥはシュメール・アッカド・バビロニアなど古代メソポタミア文明で広く恐れられた悪霊で、ライオンの頭にロバの歯、鳥に似た脚という異形の姿で表される。胎児を流産させ、揺りかごから赤ん坊をさらって血を吸うなど、妊娠・出産・育児に関わる災いをもたらす存在として語られた。楔形文字表記で神号を伴って記されることもあり、単なる悪霊ではなく独立した神格として扱われていたとする見方もある。他の多くの悪霊が神々の命令で動くとされたのに対し、ラマシュトゥは自らの意思で悪事を働くとされた点が特徴とされる。
- 広まり方
- 古代メソポタミアでは護符や像にラマシュトゥを退ける呪文が刻まれ、悪霊パズズがラマシュトゥ除けの守護者として妊婦の護符に用いられるなど、粘土板や考古遺物を通じてその信仰の広がりが確認されている。現代では博物館の解説や世界史系メディアを通じて紹介されている。
- 地域
- メソポタミア(現在のイラク周辺)
- 年代
- 古代メソポタミア
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ