ゔいーゔる
ヴイーヴル
La Vouivre
国外
未確認生物
- どんな話か
- 額に宝石を持つ翼のある大蛇の姿で語られ、その宝石を狙う者の顛末を語る、フランス東部一帯に伝わる怪物伝説。
- 細部
- ヴイーヴルはフランシュ=コンテ・ブルゴーニュ・ジュラ・ロレーヌなど、フランス東部一帯で語られる、二足歩行の竜や翼のある大蛇の姿をした怪物。額に輝く宝石(エスカルブークル)を持ち、水浴びの際にそれを岸に置くため、これを盗もうとする欲深い人間が仕返しに遭うという筋立てが各地の類話に共通する。名称はラテン語の「vipera(毒蛇)」に由来する古い語で、11世紀末頃の武勲詩『ローランの歌』にもこの語の古い形が見える。ブルゴーニュのクーシュ村には1328年に怪物が出現したと伝える記録が残っており、これにちなむ祭りが今も受け継がれている。
- 広まり方
- フランス東部一帯で19世紀に盛んに語られた口承伝説で、20世紀に入り物語としての伝承は下火になったが、クーシュ村では1888年から20年ごとに記念祭が開かれており(次回は2028年)、地域の記憶として残っている。
- 地域
- フランス フランシュ=コンテ地方・ブルゴーニュ地方・ジュラ地方一帯
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ