くらばうたーまん
クラバウターマン
Klabautermann
国外
未確認生物
- どんな話か
- 船に棲みつき、大切に扱う船員には修理や漏水防止で手を貸すが、船の沈没が避けられなくなると姿を現して乗組員に危険を知らせるという、北ドイツの船乗りに信じられた水のコボルト。
- 細部
- 北海やバルト海域を含む北ドイツ沿岸の船で、船内に棲みつく水の精、あるいはコボルトとして信じられた。普段は姿を見せず、大切に扱う船員のために船の修理を助け、漏水を防ぐ守護霊のように働く。だが船の沈没が避けられなくなると姿を現し、乗組員へ危険を知らせるため、目撃は船の破滅が近い不吉な徴とされた。信仰は18世紀の北ドイツ・バルト海沿岸の船乗りの口承に遡り、詩人ハインリヒ・ハイネが1820年代に船乗りから聞き取った話などが初期記録に残る。修理屋を意味する「カルファター」とも呼ばれる。
- 広まり方
- 船員同士の口承として北海・バルト海沿岸で広まり、19世紀の民俗学者や作家による聞き取り・記録を通じて文献化され、ドイツ語圏一般にも知られるようになった。
- 地域
- ドイツ北部沿岸・北海およびバルト海地域
- 年代
- 18~19世紀(記録化)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ