かりかんざろい
カリカンザロイ
Kallikantzaroi
国外
未確認生物
- どんな話か
- クリスマスからエピファニー(公現祭)までの12日間だけ地上に現れるという角と黒い尻尾を持つ小鬼。普段は地中で大地を支える大木を切り倒そうとしているとされ、暖炉の火を絶やさない、篩を戸口に置くなどして家から遠ざけた。
- 細部
カリカンザロイはギリシャから旧ユーゴやブルガリアなど周辺地域にかけて広く伝わる小鬼で、黒く毛深い体、赤く光る目、長い尻尾、山羊やロバの耳、動物のような手足など地域によって様々な醜い姿で描かれる。ふだんは地中深くに住み、大地を支える世界樹を鋸で切り倒そうとしているが、切り倒す直前の12月25日から1月6日(公現祭)までの12日間(ドデカイメロン)だけ地上に現れ、煙突から家に侵入して食べ物を汚したり家具を壊したりといった悪戯を働くとされる。
見た目の恐ろしさに反して、実際には間の抜けたいたずら好きとして描かれることが多い。追い払うためにはこの期間中ずっと暖炉の火を絶やさない、玄関に篩を置いて数を数えさせて気を逸らす、菓子を置いて機嫌を取る、戸口に十字の印をつけるといった対策が各地で語り継がれ、1月6日の公現祭に司祭が家々を聖水で清めると去っていくとされる。
- 広まり方
- ギリシャ各地、および旧ユーゴやブルガリアなど周辺地域に共通する冬至前後の民間伝承として口伝えで広まり、それぞれの地域で独自の名称や特徴を持つ派生形が生まれている。
- 地域
- ギリシャ
- 年代
- 不明(起源時期は特定できない)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ