きょんしー
キョンシー
殭屍/僵尸 (Jiangshi)
国外
未確認生物
- どんな話か
- 死後硬直したまま動き、生気を吸うとされる中国の動く死体の妖怪。清代の怪異小説で描かれ、後の香港映画の定番モンスターとなった。
- 細部
- 清代の袁枚『子不語』は死後も腐らない遺体を「白殭・緑殭・紫殭・毛殭」などに分類し、紀昀『閲微草堂筆記』は全身が白毛に覆われ目が朱のように赤く、指が鉤爪状に曲がり歯が唇からむき出しているといった姿を詳述している。魂が遺体を離れられない、怨念が蓄積した、墓の風水が破壊されたなど発生原因には複数の説があり、生きた人間の気を吸って自らの命を長らえるとされる。両腕を前に伸ばして跳ねながら移動するという現在よく知られたイメージは、湘西の「趕屍」の伝承とも結び付けられながら、1980年代の香港映画『鬼打鬼』『殭屍先生』シリーズなどを通じて確立されたものである。
- 広まり方
- 清代の怪異小説から民間伝承として広まり、20世紀後半に香港映画によって国際的な知名度を得た。
- 地域
- 中国(湖南省など南方山間部が主な舞台とされる)
- 年代
- 清代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ