いくとぅるそ
イク・トゥルソ
Iku-Turso
国外
未確認生物
- どんな話か
- 海から現れて災厄をもたらすとされるフィンランド神話の巨大な海の怪物・巨人。
- 細部
- 名前は「永遠の巨人」を意味するとされ、古い呪術歌の中では武装した戦士のような姿でも描かれる。冥界の主トゥオニの娘である盲目のロヴィアタルとの間に「九つの病」をもたらす子をなしたとも語られ、伝承ごとに性格が一貫しない。19世紀にエリアス・リョンロートが編纂した国民的叙事詩『カレワラ』では、海から現れて干し草に火を放ち、その灰から太陽と月を隠すほどの巨木を育てる邪悪な存在として描かれ、北の女王ロウヒに呼び出されて秘宝サンポの奪還を阻もうとするが、最終的に英雄ヴァイナモイネンの呪文で二度と戻らないと誓わされ海へ追い返される。
- 広まり方
- フィンランドの古いルーン歌の伝統から『カレワラ』を通じて広く知られるようになり、現在もフィンランド神話の代表的な怪物として紹介される。
- 地域
- フィンランドの海
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ