ぐーる
グール
Ghoul / Ghul
国外
未確認生物
- どんな話か
- 墓場や砂漠の廃墟に棲み、死体や旅人を食らうとされる変身能力を持つ悪霊。英語の「グール(ghoul)」の語源になった。
- 細部
- グールはイスラム以前のアラビア半島の民間信仰に由来する食屍鬼で、ジンの一種として位置づけられることが多い。ハイエナなど動物の姿に化けて旅人を砂漠の奥へ誘い込み殺して食べるほか、墓を暴いて死者の肉を食らうとも語られる。語源はアラビア語で「捕らえる・つかむ」を意味する動詞にあるとされ、メソポタミアの悪霊の観念が下敷きになっているとする説もある。
- 広まり方
- 中世アラビア語の文献や説話集を通じて中東全域に広まり、1786年のウィリアム・ベックフォード『ヴァテク』を皮切りに英語圏の文学へ取り入れられて「ghoul」という英単語自体を生み出した。現在は中東の民間伝承にとどまらず、世界中のホラー創作における食屍鬼キャラクターの原型としても定着している。
- 地域
- アラビア半島・メソポタミア(現イラク周辺)
- 年代
- 古代アラビア(イスラム以前)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ