える・とぅんちぇ
エル・トゥンチェ
El Tunche / Tunchi
国外
未確認生物
- どんな話か
- ペルーのジャングルで夜、遠くから徐々に近づいてくる不気味な口笛が聞こえたら死が近いとされる、姿を見せない彷徨う魂の伝承。
- 細部
苦しみながら死んだ者の魂が悪魔じみた存在となってジャングルを彷徨っているとされ、物音も立てずに獲物に近づき、十分近づいたところで口笛を吹いて自分の存在を知らせる。最初はかすかな音だったものが、次第に甲高く身の毛もよだつ叫び声のような口笛に変わっていくという。誰もその姿を見た者はいないとされ、「エル・シルバドール(口笛吹き)」の異名でも呼ばれる。ペルーのアマゾン地域一帯(マドレ・デ・ディオス、サン・マルティン、ウカヤリ、ロレト等)で広く語られている。
ベネズエラ・コロンビアのリャノス地方に伝わる、父親殺しの罰として祖父に呪われたという固有の由来譚を持つ口笛の妖怪エル・シルボンとは、発祥地域(リャノスの草原とアマゾンの密林)も具体的な人物由来譚の有無も異なり、両者を結び付ける記述は資料上見当たらない別系統の伝承である。
- 広まり方
- アマゾン地域の口承として広まり、テレビドラマなど現地のポップカルチャーにも繰り返し取り上げられている。
- 地域
- ペルーのアマゾン地域(マドレ・デ・ディオス、サン・マルティン、ウカヤリ、ロレト等)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ