あすもでうす
アスモデウス
Asmodeus (Ashmedai)
国外
未確認生物
- どんな話か
- ユダヤ伝承における「悪魔の王」。旧約聖書外典『トビト記』に登場するほか、タルムードではソロモン王を出し抜いて一時的に王座を奪ったという逸話で知られる。
- 細部
- アスモデウス(ヘブライ語でアシュメダイ)は、外典『トビト記』では花嫁サラに横恋慕し、彼女の夫となる男を次々に殺す悪霊として登場する。後のバビロニア・タルムードでは同じ名の悪魔が「悪魔たちの王」に位置づけられ、より人間味のある奸智に長けた人物として描かれる。特に有名なのは、エルサレム神殿建設のため特殊な力を持つ虫「シャミール」の在処を知るアシュメダイを捕らえたソロモン王が、後に指輪を奪われて遠くへ投げ飛ばされ、アシュメダイが王に成りすまして玉座に座ったという逸話で、権力と正体をめぐる寓話として語り継がれてきた。
- 広まり方
- タルムードや中世ユダヤ神秘思想(カバラ)の文献を通じてユダヤ文化圏に広まり、後にキリスト教圏の悪魔学にも取り入れられて「アスモデウス」の名で西欧の魔術書にも登場するようになった。現代でもユダヤ文化史の解説記事や百科事典で繰り返し紹介されている。
- 地域
- 古代イスラエル・バビロニア(ユダヤ文化圏)
- 年代
- タルムード時代(3~6世紀ごろに文献化)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ