あうぃそとる
アウィソトル
Ahuízotl
国外
未確認生物
- どんな話か
- 手のような形の尾を持つ小型の水辺の獣で、赤ん坊の泣き声を真似て人をおびき寄せ、溺れさせて目と爪と歯だけを持ち去るとされるアステカの水の怪物。
- 細部
- 犬ほどの大きさで黒く滑らかな体、小さく尖った耳、そして尾の先端に人間の手のような形をした水生の生き物とされる。水中の深い場所に棲み、水辺に近づいた人間を赤ん坊の泣き真似などで誘い込み、溺死させた後に目玉・爪・歯だけを抜き取ってしまうと語られる。16世紀にベルナルディーノ・デ・サアグンが先住民の証言をまとめた記録に詳しい記述が残り、この生物に殺されたと疑われる遺体は司祭だけが触れることを許され、水に囲まれた特別な場所(アヤウカルコ)に埋葬しなければならなかったとされる。一般人が触れると次の犠牲者になるか病に苦しむと信じられていた。
- 広まり方
- スペイン植民地初期の宣教師による記録として文献化され、以後アステカ神話研究や民俗資料を通じてメキシコの伝承として広く知られている。
- 地域
- テスココ湖畔(アステカ)
- 年代
- アステカ期(先スペイン期)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ